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デヤンとは太陽系外生命体の一種族である。本来の生息地がどこであるかの詳細は不明。月に漂着した宇宙船からは高度に発達した文明を持っていることは疑いの余地がないが、必要なコミュニケーションがとれるようになるまでに時間がかかったため、まだ未解明の部分が少なくない。

由来編集

2xxx年、多国籍月面探査隊のヲタワ分隊が、月面の砂丘上にあきらかに自然物とは異なる建造物のようなものを発見する。地球からの許可を得ずにその建造物の探査を行ったヲタワ分隊は、そこに33体の生命体が存在するのを発見した。2体ほどを捕獲して本隊の基地へ連れ帰り、調査を行った結果、それらの生命体は太陽系外から漂着したものであり、建造物に見えたのは彼等の宇宙船であることがわかった。

生物学的特徴編集

外見編集

外見的には人間と似ているが、身長はもっとも高いもので140cm程度、多くは成体でも100cmに満たない。指の数は前肢後肢とも片側4本。目は猫のように虹彩を縦方向のスリット状に閉じることができる。耳はやや大きく頭の上のほうにあり、鼻は小さい。口も通常は小さいが伸縮性がありある程度大きくあけることも可能である。歯は痕跡程度。体毛はほとんどない。皮膚はシリコンゴムのような弾力があり、色は淡いピンク。また、個体によっては先端が二つに分かれた尾を持つ。

生態編集

宇宙船の中の33体は5家族によって構成されたひとつの群れである。群れには通常リーダーはいないが、後述の通り環境によっては雄が発生してそれがリーダーとなる。 コミュニケーションには彼等の言語であるデヤン語を用い、音声または文字で情報を伝達する。

栄養は主に経口摂取であるが、主に錠剤や飲料の形で摂取するために口が小さくなったものと思われる。この錠剤や飲料はほぼ完全に消化分解されてエネルギーとなるために、デヤンには排せつ機能が痕跡程度にしか存在しない。

体温調節の機能が発達しているため、本来衣類は必要ないらしい。しかし実際にはなんらかの衣類を身に付けていることが多い。おそらくは羞恥心によるものと推定される。

知覚編集

視力は人間よりやや弱いが、猫と同様少しの光でも行動できる。聴力はたいへんに優れていて、可聴音域は人間よりやや広い程度だが、非常に弱い音にも敏感である。

生殖編集

デヤンの生物学的にもっとも特徴的なことは、生息環境があまり整わない場合には雌のみが生まれ、また雌のみで単為生殖を行うことである。環境が整うと群の雌の中で最も大型の個体が雄へと変異する。雄の個体が存在していると交尾による両性生殖が行われるが、生育環境が不十分であると誕生した個体は全て雌となる。胎生で、妊娠期間は単為生殖の場合で7ヶ月、両性生殖の場合は8ヶ月。単為生殖の場合一度の出産では1個体を生むが、両性生殖の場合は2〜3個体を生むこともある。出生から成体となるまでは10年程度。平均寿命は22年程度である。

文化的特徴編集

言語編集

デヤン語によって行われる。ちなみにデヤン語で「デヤン」とは「智恵ある玩具」の意味。かなり高度な文明と高い知能を持つデヤンが自らを「玩具」と名乗ることには不自然さがあり、後述する創世神話とともにデヤン文化の謎をとく鍵となると思われる。

宗教編集

グウェンという造物神を崇める宗教があるが、このグウェンはつねに複数形で呼ばれるため、多神教であると考えられる。一方で、複数のグウェンについてはその各々を区別することはないため、実質的には一神教であるとも言える。グウェンの外形的特徴は人間に似ているらしい。

創世神話編集

数人のグウェンが気まぐれで造った人形に話し掛けて遊んでいたらその人形が言葉を覚え命を得た、というものが原型である。

グウェンは自らのつくり出したデヤンがどんどん賢くなっていくことを最初は喜んでいたが、やがてデヤンの智恵がグウェンを追い越しそうになったために、デヤンをまとめて処分することとなった。しかし手塩にかけて育てたデヤンを処分するにしのびないと感じた何人かのグウェンが、デヤンを隠し持ったまま辺境の惑星へと逃亡した。

もともとグウェンには両性が存在していたのだが、デヤンをつれて逃亡したグウェンが男個体ばかりであったために、逃亡先の惑星ではグウェンはその代限りで途絶え、デヤンだけが残された。

知能編集

デヤンの知能の特徴は、極めて高い自然科学的素養と、比較的に貧弱な人文科学的素養というものである。宇宙船の動力システムは常温核融合によるエネルギーを利用する、栄養を摂取するのに排せつの必要のない完全な食料を作る、など科学技術においては高度なものを持っているが、その一方で、単純な比喩表現や慣用句すらわずかにしか存在しない直截な言語表現や、やたらと緻密で写実的であるが芸術性に乏しい絵画表現などから、「記憶力」「観察力」「推理/考察力」などには優れるが「創造力」「独創性」などに関し著しく劣っていることが推察される。

しかしこれらの点はデヤンの文化においてそれらの能力があまり重視されていなかったことを反映しているのみであり、実際にはそれらの能力もさほど劣っているわけではないという見解も一方にはある(たとえば言語能力に秀でた個体においては、地球上のいくつかの言語を修得後にそれらの言語における比喩や慣用表現を非常に巧みに使いこなしている例が認められる等)。

芸術編集

創世神話や附随する神話群の他には、文学に類いするものは全く見当たらない。また、平面的表現においても、設計図や図解的なものばかりであり、いわゆる絵画に類いするのもほとんど見当たらない。しかしながらその優れた自然科学的素養と相まって、宇宙船ならびにその内部の道具類のデザインは、極限まで無駄を排したシンプルで洗練されたものになっている。

気質等編集

きわめて従順であり、かつ誠実で謙虚である。基本的には平和的で争いを好まない。

航行について編集

前述のとおり、デヤンが本来生息していたと思われる惑星はいまだ判明していない。宇宙船内部にある資料の判読が読み取り装置の故障により進んでおらず、宇宙船内で数代の世代交代が行われたらしく宇宙船の航行目的もはっきりしていないが、「グウェンをさがす」という言葉を聞いたと話す個体もあるため、創世神話にある「逃亡前にグウェンとデヤンが住んでいた惑星」を探すことが目的であった可能性が高いものと思われる。

ヲタワ隊による発見当時、宇宙船は自力航行不可能な故障のために月に不時着したと考えられていたが、その後の調査では故障は修理不能なものではないようだ。

人類との関わり編集

デヤンが高い知性と平和的な気質を持つため、人間は当初からデヤンを敵対的存在とは考えず、友好的存在として厚遇していた。しかし、当初は33体であったデヤンは、地球の環境が適合したために繁殖が活発となり、発見から数年で個体数は200を超えさらに増え続け、厚遇にも限界があるとして、国連及び各国政府はデヤンに対し、宇宙船を修理して航行を継続するように提案を行った。一方で、デヤンの外見は多くの人類に「かわいい」と思わせるようなものであったために、デヤンを愛玩動物としたいと考える人間が現れた。

創世神話に見られるように、デヤンはもともとみずからをグウェンの玩具として生まれたものであるとみなしていたため、愛玩動物とみなされることはデヤンにとっては不本意でないどころか、喜ばしいことでもあったらしく、ほとんどのデヤンが航行を継続する提案を拒否し、愛玩動物として地球で生きることを希望した。


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